アスパラSELECTION

コラム

北海道の農業

北海道での農業の動向

北海道写真北海道は土地資源が豊富で、その地域の気候や立地条件に沿った、多様で生産性が高い、土地利用型の農業が行われています。
近年では経済活動が国際化し、FTA・EPAの締結が他の諸外国でも進んでおり、現在日本においてもシンガポール・マレーシア・チリ・スイス・メキシコ・タイなどの11カ国と結ばれています。


FTAとは?

FTAとは、Free Trade Agreementの略で、日本語では自由貿易協定と言います。これは物品の関税、その他通商規則等、貿易の障害を取り除くための2カ国以上の間における国際協定です。
この「FTA」には、自由貿易地域(Free Trade Area)といって、自由貿易協定を結んでいる地域、を指す事もありますが、国際的にはこの協定を結んだ地域(自由貿易地域)を指す事が多く、日本では自由貿易協定を指す事が多いです。

EPAとは?

EPAとは、Economic Partnership Agreement の略で、日本語では経済連携協定と言います。FTAの要素に加え、締結国の間での取引の円滑化、人の移動、サービス、投資などの様々な経済面での連携を高める要素を含めたものです。

北海道と都府県平均の耕地面積と飼養頭数

都道府県平均

 

グラフにあるとおり、平成19年の北海道の農家1戸当たりの都府県と比べた場合の肉用牛飼養頭数は159.1頭と5.4倍、
同様に乳用牛飼養頭数は100.6頭と2.3倍、耕地面積は19.3ヘクタールと14.2倍という結果でした。農業の衰退が進む中、まだまだ圧倒的なシェアを誇る北海道です。

平成18・19年度の農作物の作付面積、収穫量

 

18年度

19年度

全国

シェア率

馬鈴薯

面積

55,700

56,900

84,500

67.3%

収穫量

2,008,000

2,242,000

2,335,000

水稲

面積

115,400

116,000

1,669,000

7.0%

収穫量

643,900

603,200

8,705,000

大豆

面積

28,100

22,700

138,300

16.4%

収穫量

70,100

53,600

229,400

小豆

面積

22,800

23,800

32,700

72.8%

収穫量

56,000

58,100

65,600

小麦

面積

120,500

117,100

209,700

55.8%

収穫量

514,100

579,600

909,700

 

農家人口

 

 

18年度

19年度

販売農家数

50,000

48,000

農業就業人口

127,000

123,000

 

北海道の農家戸数は年々減少していく傾向で、18年度は50,000戸でしたが19年度はさらに2千戸減少した48,000戸と、やはり減っていく傾向にあると言えるでしょう。
農家数が減っていると共に農業就業人数も減り続けており、18年度は127,000人でしたが、19年度は123,000人と4千人減です。
その中でも特に40代のデータを見ると18年度は20,000人でしたが19年度17,000人の3,000人も減っており、農家の人口減少が浮き彫りになっています。

ニッチ市場

「ニッチ」とは?

ニッチ市場写真ニッチ(=ニッチェ)(Niche)とは、もともとは生物学で生物的な位置づけの事を表現する言葉でした。
昔、まだ哺乳類が目立たないネズミのような外見をしていた頃(まだ恐竜や爬虫類が栄えていた時代)は、活動を始めるのは日が暮れてから、雑食性でなんでも食べていた等、生物的に隙間的なものを主として生きていました。栄えていた恐竜や爬虫類などが絶滅すると、その空いた分のニッチ(生物的な位置づけ)を埋めるために様々な生物が進化していきました。
この事柄を企業や市場などに当てはめて、「ニッチを開拓する」などとも表現します。

ニッチ市場の特徴

日本では、この不況の中で中小企業でも順調に利益を上げている企業がある、としてニッチ市場が取り上げられました。
日本の消費全体が落ち込む中、ニッチ産業は消費者が満足さえすれば少々割が高い商品やサービスでも、他に競争相手がいない為に好んで購入されるという理由からでした。
他の企業には無い技術や、特定の分野での専門的な知識を活かす事により大手の企業などのライバルと競争すること無く、ニッチ市場で活躍できるのでしょう。市場規模自体は大きなものではありませんが、消費者を独占状態で有利に展開できるというところが最大の利点でありニッチ市場の特徴です。
ですが、起業家にかかる負担(起業にかかる資金や費用の面)が大きく、ニッチ市場を狙う中小企業の中にはベンチャー企業が多く見られますが、そもそも資金をどうやって作るかが困難という面もあります。
そこで日本はそういう企業家に向けての経済活性化へ繋がる政策として「ベンチャー企業支援策」を提案し、このニッチ市場に向けてこれから起業する人が、より起業しやすくなるようにと様々な支援策が打ち出されました。
ニッチ市場に焦点を当てた戦略のことを「ニッチ戦略」や「ニッチマーケティング」と言います。

北海道の農業とニッチ市場