アスパラSELECTION

アスパラをご家庭で

アスパラの栽培

【アスパラガスを育てよう】

植え方について

庭植え(地植え)

庭や畑、花壇など、直接地面に植え付ける方法の事です。 この方法は、アスパラガスと環境の相性が良いとどんどん成長し、手入れが困難になり手がつけられなくなる程になる可能性があります。
手軽に栽培したい方には、オススメできないでしょう。


鉢植え

その名のとおり、鉢やプランターに植えて栽培する方法です。 観賞用アスパラにしても食用アスパラにしても、手入れが容易なのでまずはこの方法がオススメでしょう。
アスパラガスは生育旺盛なので、初めは小さい株でもすぐに成長します。その際に刈り込みや植え替えを行うことでサイズの調整ができます。

について

特にこれでなければいけない、といったことは無いのですが、通気性が良い、土壌有機物の多い土を好むので排水の良い土(バーミキュライトなど)と有機物が多く含まれている土(ピートモスや腐葉土)を混ぜてあげると良いでしょう。
保水性や排水性考えると軽石を混ぜたりするのも良いでしょう。 ですが、わざわざ用意しなくても、市販の観葉植物用の土で十分代用できます。

水遣りについて

アスパラガスは根が水を蓄えるようになっており、乾燥につよいので表面が乾いたらたっぷり水を与え、受け皿に余り出た水は捨ててあげましょう(根腐れの原因)。
冬場は少々乾燥気味で育て、水を遣りすぎるとこれも根腐れの原因となるので十分注意をしましょう。

肥料

夏場の成長が盛んなときに与えましょう。緩効性肥料の置き肥(主にコンテナ栽培で土の表面に固形や乾燥させた肥料を置くという施し方の事を言います。
水を与える度に一緒にすこしずつ溶け、長い期間効果が表れます)か、液肥をたまに与えるようにすると良いです。

植え替え

根詰まりしてきた様に見られたり、生育が早い植物なので毎年4〜5月に植え替えるようにした方が良いでしょう。

殖やし方

株分けで容易に殖やす事ができます。短く刈り込んで新葉を出させてあげましょう。 鉢から出した株は根を痛めないように注意し、一旦土をすべて落としてそれぞれ鉢に入れます。
このとき、あまり小さく分けないように大きめに分けてあげるようにすると良いでしょう。株分けしてすぐには日に当てずに乾かないように日陰で管理して、徐々に日に慣らして普通の管理に戻します。
果実から取れる種子からでも殖やす事が可能です。取り出して、発芽まで乾燥させないように管理します。

 

害虫や病気

観葉植物のアスパラはあまり気にすることは無いと思いますが、全く無い訳でもありません。主に食用アスパラの栽培での事ですが、害虫やなりやすい病気とそれぞれの対処法について紹介します。

なりやすい病気

茎枯病

茎の部分に斑点が出て、のちに枯れたり腐ってしまう病気。植物や菌の種類によって症状は異なります。梅雨時期に多く見られます。
アスパラガスがこの病気にかかると茎に小さな斑点が出てきて、それが拡大し赤褐色になります。そのまま色が褪せ、そこに黒い斑点がたくさん出てきます。斑点は全体に広がりますが、ぐるっと茎の周囲を取り巻くように広がり、そこから上は赤色に枯死するのが特徴です。
酷い時には産地が一つ壊滅してしまう程の猛威をふるいます・・・。

【原因】

感染した植物の上で越冬をし、翌春に胞子を飛ばして周りの植物に伝染させます。アブラムシによって生育が促進されます。

【対処法】

健康で安全な種を選ぶようにし、前もって薬剤を散布して害虫を駆除する等の予防が必要です。病気にかかった葉、落ち葉は放置せずに全て集め、焼き払うのが効果的です。

使用する薬剤はダコニール1000、トップジンM水和剤、ベンレート水和剤などが効果的です。

斑点病

葉やつぼみ、茎などに暗い褐色、灰白色、灰褐色などの円形や楕円形の斑点が出てきて、だんだん大きくなり、他の斑点と繋がって広がってゆきます。
この斑点には小さな黒い点が散らばっており、病気が進行するにつれて生育不良、ねじれ、変色などの障害が出てきます。

【原因】

斑点病の病原菌も感染した植物の上で越冬をし、翌春に胞子を飛ばして周りに伝染させます。

【対処法】

健康で安全な種を選ぶようにし、前もって薬剤を散布して害虫を駆除する等の予防が必要です。病気にかかった葉、落ち葉は放置せずに全て集め、焼き払うのが効果的です。

使用する薬剤はダコニール1000、オーソサイド水和剤80などが効果的です。

害虫

ジュウシホシクビナガハムシ

体長:7mm前後
特徴:赤い背中に14個の黒いホシ(黒い色の斑点)がある。

見た目はテントウムシに似ていますが、作物にとっては有害です。アスパラガスに傷を付けたり変色させ、収穫前の先端の芽や皮の表面を食い荒らします。これが悪化すると、ただれたように曲がってしまいます。
また、収穫後でも新成虫や幼虫が付いているとそこからも同様の被害が発生し、被害が進行すると株自体がダメになってしまうほどになる事もあります。

【対処法】

翌春の被害を減らすために越冬させないようにしましょう。排除をするのは夏〜秋にかけての時期で、既に越冬中の虫が多発している場合は、収穫中でも被害が発生しますので対処が必要です。

ネギアザミウマ

体長:1.2mm前後
特徴:淡い黄色、淡い褐色のような色のとても小さな昆虫

幼虫と成虫は似ているが成虫には羽根が生えている。 名前にある通りにネギ類によく見られる害虫ですが、アスパラガスにも発生します。
ネギアザミウマに寄生されると、アスパラの表面にかすれたような黄色い斑点がたくさん残ります。これは、特に鱗片の下などに集まり、茎の先端やまだ若い茎などの柔らかい部分を狙って組織表面を食べている為です。
ネギアザミウマの食害にあった作物には表面に白い斑点が残ってしまい、見た目が悪くなってしまいます。
また、タバコの葉にも発生し、学名では「タバコのアザミウマ(Thrips tabac)」という意味があります。

【対処法】

ネギアザミウマの成虫はアスパラガスの中ではなく雑草の中でされる為、周りの雑草を丁寧に除草すると良いでしょう。
高温と乾燥がネギアザミウマの増殖に適した状態と言われていますので、薬剤を散布するほか、土を乾燥させないようにするのも被害を抑える有効な対策です。

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